代表挨拶

代表よりご挨拶

代表理事 アブド ジダン私はエジプト北部のガルビーヤ県タンタ市で生まれ、育ちました。
幼い頃から、日本のドラマやアニメに親しみ、温かみとオリジナリティあふれる文化と勤勉な人々、テクノロジーの発展の目覚ましさに憧れと尊敬の気持ちを抱き続けていました。
大学では古代遺跡・古代芸術を学びながら、カイロの国際交流基金に通って日本語を習得し、卒業後はエジプトの観光業と考古省職員として勤務しておりましたが、2012年アラブの春で国の主要産業である観光業の揺らぎを目の当たりにし、いかなる情勢に関わらず、エジプト人自らの手で、エジプト本来の明るく魅力あふれる情報を発信していこうと、2012年11月にエジプトワールドステーションを創設。日本語フリーペーパー「エジプト世界駅」の制作・発行、そして両国間の文化交流イベントの開催等を行ってきました。
皆様の応援とご協力のもと、多くの出会いと活動の機会をいただき、近年はエジプトのみならず、他の中東諸国の企業・団体からも活動への賛同や相談、協力依頼をいただけることが増えていることから、培ってきた経験やネットワークを活かし、次世代へ向けて中東諸国と日本をつなぐ役割を、より本格的に、より広域的に担っていく使命を感じ、「一般社団法人 中東ワールドステーション」を設立いたしました。
現在は日本人の妻と息子と、東京を拠点とし、日本での生活、家庭、子育て、地域社会、行政と日々関わっています。在日外国人、中東出身者ならではの戸惑いやハードルも一つ一つ乗り越え、より日本社会に理解を深めている今日で、今後いっそう増えてくるであろう相互の留学生や在住者たちへの生活、活動支援の身近な窓口としても積極的に社会へ貢献して参ります。

私自身の生涯の使命として、中東諸国と日本の友好と発展に全身全霊で貢献していくことをここに誓います。
ご協力、応援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

一般社団法人中東ワールドステーション
代表理事 アブド ジダン